トーナメント表の各場所の順位
byeについて
トーナメント表の各場所の順位の振られ方
トーナメント表作成時に、トーナメント表の各参加者の場所には、自動で順位が振られます。場所順位の振られ方は、[トーナメント表作成準備画面] の、[場所順位の振り方] で何を選択しているかによって、異なってきます。 トーナメント表が複数ブロックある場合は、各ブロックの中で、選択した方式で振られます。
[一般的な方式]を選択した場合
場所順位の高い方の参加者が常に勝ち進んだ場合に、次の3つのことが常に成り立つように、各参加者の場所の場所順位が振られます。
- トーナメント表の最初の場所を、1位とする。
- 場所順位のより高い参加者は、場所順位のより低い参加者と対戦する。
- 対戦する相手の場所は、そのラウンドで対戦できる限りの範囲で、一番遠い場所になる。
具体的には、次のようになります。
- トーナメント表の一番最初の場所が1位となります。
- 1位と決勝戦で対戦する場所で、1位から最も遠い場所(つまり、 トーナメント表の最後の場所)が、2位となります。
- 1位と準決勝で対戦する場所で、1位から最も遠い場所(つまり、トーナメント表の前半部分の最後の場所)が4位となります。
- 2位と準決勝で対戦する場所で、2位から最も遠い場所(つまり、トーナメント表の後半部分の最初の場所)が3位となります。
- 1位と準々決勝で対戦する場所で、1位から最も遠い場所(つまり、トーナメント表の4分割の1つ目の最後の場所)が8位となります。
- 2位と準々決勝で対戦する場所で、2位から最も遠い場所(つまり、トーナメント表の4分割の4つ目の最初の場所)が7位となります。
- 3位と準々決勝で対戦する場所で、3位から最も遠い場所(つまり、トーナメント表の4分割の3つ目の最後の場所)が6位となります。
- 4位と準々決勝で対戦する場所で、4位から最も遠い場所(つまり、トーナメント表の4分割の2つ目の最初の場所)が5位となります。
[テニス公式ルール]を選択した場合
基本的には、[一般的な方式]を選択した場合と同じですが、以下の2点が、[一般的な方式]を選択した場合と異なります。
- 場所順位3位と4位の位置が、通常の場合と異なります。「そのラウンドで対戦できる限りの範囲で、一番遠い場所」ではなく、「そのラウンドで対戦できる限りの範囲で、一番近い場所」になります。
- 特定の場所順位の位置が、抽選になります。
- 参加数16の場合:3位と4位の位置が抽選
- 参加数32の場合:3位と4位、5位~8位の位置が抽選
- 参加数64の場合:3位と4位、5位~8位、9位~12位、13位~16位の位置が抽選
- 参加数128の場合:3位と4位、5位~8位、9位~12位、13位~16位の位置が抽選
[一回戦を後方の位置に]を選択した場合
基本的には、[一般的な方式]を選択した場合と同じですが、場所順位5番目以降の振られ方が[一般的な方式]の場合と異なります。2回戦からの出場者がいる場合(参加者が2の累乗 [・・・、8、16、32、・・・] ぴったりでないとき)に、1回戦が後方の位置に配置されるように、場所順位が振られます。
※[1回戦を後方の位置に]にすると、2回戦からの出場者がいる場合(参加者が2の累乗 [・・・、8、16、32、・・・] ぴったりでないとき)に、試合をトーナメント表の前方から順番に行った場合に、各参加者の試合の間隔があまり偏らなくなります(1回戦の試合が終わってすぐに2回戦の試合に入る参加者が減り、2回戦からの参加者の最初の待ち時間が減ります)。 基本的にトーナメント表の前方から試合を順番に行えば大会の進行がスムーズに行くようになるので、大会の進行が簡単で参加者にもわかりやすくなります。 ただし、場所順位5番目以降については通常のトーナメント表上の場所順位どおりの対戦(場所順位のより高い参加者は、場所順位のより低い選手と対戦する)にはならなくなります。
ブロックをまたがっての場所順位の振られ方
ブロックをまたがっての場所順位は、次の2つのことが常に成り立つように振られます。
- 各ブロックの1位の順位は、ブロック順位が高い順に振る。
- 各ラウンドで、場所順位のより高い参加者は、場所順位のより低い参加者と対戦する。
トーナメント表での「bye」の扱い
参加者の名前の部分に「bye」(大文字小文字は問いません)を入力すると、それは特別な意味を持ちます。「bye」とは「不戦勝」の意味で、そこには参加者がいないことを表します。
特別な意味1:一段上がる対象となる
トーナメント表の形の設定で、一回戦がない部分の表示方法について、[一回戦がない参加者は1段上げる]の設定にしていると、参加者の名前に「bye」が入力されている部分の相手側は一段上がる対象となります。「bye」を入力したり削除したりすることによって、一段上がる部分を変更することもできます。
特別な意味2:1試合として数えない
参加者の名前の部分に「bye」が入力されていると、「そこには参加者がいないので、相手側が自動的に次のラウンドに進む」ものとして認識されます。
- 試合結果入力画面などで[参加者成績一覧]ボタンを押すと見ることができる成績一覧表は、基本的に勝利線の状態によって成績が判断されますが、相手側が「bye」となっている部分は、勝利線が引かれていなくても、次のラウンドに進んでいるものと判断されます。
トーナメント表の段を変更する
トーナメント表では、参加者数が2の累乗ぴったりでない場合、一回戦を行う参加者と行わない参加者ができます。トーナメント表を作成する段階で、一回戦がない部分の表示方法について、[一回戦がない参加者は1段上げる]を選択していると、一回戦がない部分は一段上がる形になります。どこが自動で一回戦がない部分になるかは、以下のようにして決まります。
- 参加者の数以上で最小の、2の累乗のトーナメント表をイメージする。
- トーナメント表上の場所順位が低い方から、参加者が足りない分だけ、参加者のいない枠(「bye」)とする。
- 参加者のいない枠(「bye」)の相手側は、一回戦がないことになり、一段上がる対象となる。
一段上がる部分を変更する方法
トーナメント表を作成後は、[設定を変更]ボタン→[トーナメント表の形の設定を変更]で、一回戦がない部分の表示方法について [一回戦がない参加者は1段上げる]を選択している状態で[OK]ボタンを押すと、その時点で参加者の名前が「bye」となっている部分の相手側が、一段上がります。
したがって、参加者の名前に「bye」を入力したり、「bye」であったところを「bye」でなくしたりすれば、一段上がる部分を好きなように変更することができます。「bye」の入力の仕方によって、二段以上上がる形も作成できます。